参考书志研究第36号(1989r8)
旧帝国図书馆の和雑志収集をめぐって
一「雑志」メデどアと纳本制度一
はじめに
田中久徳
⊥ 9 白 3 1 强 F
戦前期の和雑志収集方法の分析
戦前期の出版警察法制··纳本制度の概略
新闻·雑志の纳本·交付をめぐる诸问题
収集雑志の分野别特色
「雑志」メディアと纳本制度
むすびに代えて一今后の课题 O
闻·雑志资料は,帝国図书馆によ6て网
学的に保存されてはいなかろたのであ
はじめに
る.
戦前の纳本制度は,主たる目的が国家
権力による言论·思想の统制におかれて おり,现行の国立国会図书馆法による纳 本制度とは,'その基本理念は全く异なる
.ものであった.とはいえ,出版法·新闻
この事実は,明治以降の日本の纳本制 度を论ずる上で极めて重大な问题と思わ
れるが,不思议なことにも,·これまで正
面から考察されることはなかった(4).国
立国会図书馆の蔵书の中で,戦前期の新 闻·雑志类の所蔵が同时代の図书に比べ
,て手薄である点ぽ改めて指摘するまでも ないであろうが,その理由が纳本制度に'
纸法といった出版警察法规に基づき,内
务省警保局に2部纳本された资料のうち
の1部が旧帝国図书馆(1)に交付され(内
交),(2)これにより明治8年以来,国内発
基づく网罗的収集がなされなかったため
である,との明确な理解は十分に认识さ
行の新刊出版物の网罗的収集がなされて
きたとされる(3).
れていない.従って,明治以降の国内刊 行资料の网罗的収集を掲げる当馆の収集 方针の中でも,この问题が特に强调され
ることはなかった(5).
ところが,新闻·雑志など逐次刊行物
の场合,内务省に纳本された资料がすべ .て帝国図书馆に交付されたわけではなカ1
つた.详细は后述するが,·むしろ内务省
本稿では,特に雑志资料を中心として
(6),以下の诸点について论究を进めるこ
とにしたい.
から交付を受けた资料の方が少数派に属 し,帝国図书馆侧では,三富に必要な新·

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